【心臓の働き 】
2022-12-01
心臓の内部は4つの部屋、右心房、右心室、左心房、左心室に分かれています。心房は血液を受け取り、その下にある心室は血液を送り出す役割をしています。 心臓はきれいな血液(酸素やエネルギー源を豊富に含む)を体のすみずみに、規則的なポンプの作用で送り、生命を維持しています。
心臓から送りだされた綺麗な血液は、帰りに各細胞から汚れた血液(二酸化炭素や老廃物)を受けとり肺に送ります。大静脈から右心房、右心室を通って肺に送られた汚れた血液は、新鮮な酸素を得て、再び心臓(左心房、左心室)に戻り大動脈から送りだされます。
1回の心拍動で送り出される血液量は約60ml、1分間に約5リットルにもなります。各部屋にはそれぞれ弁(心臓弁膜)があり、血液が逆方向へ流れるのを防いでいます。医師は聴診器で「心臓の音」を聞いていますが、あれは血液が押しだされて弁が閉まる時にたてる音を聴いているのです。
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